あなたは、もう、忘れたかしら?
0次防災ポーチを作って2年経過したのを
のど元過ぎて何か忘れる
0次避難ポーチの準備をお済の方、誠にありがとうございます
今回は、幼児のいる家族そろって避難所での3日間を乗り切る『1次避難用リュック』に焦点を当て、持ち運びやすさと実用性を兼ね備えた防災グッズの準備ポイントとおすすめアイテムをご紹介します
家族の安全を守るための備えとして、ぜひ参考にしてみてください
はじめに:1次避難用防災対策とは?
0次避難1次避難との違い
以前の記事でご紹介した0次避難では、外出先で災害にあった時に、1日しのぐための対策として0次対策用のポーチについてご紹介しました
今回の1次避難用の防災対策では、自宅や避難所で3日間の避難生活を過ごすために必要なグッズを集めてリュックにまとめたものになります
- その時から1日をしのぐための最低限の準備
- 災害から3日間、自宅・または避難所でしのぐための最低限準備
災害直後 自宅・避難所生活での必須条件
なぜ3日間か?
災害では人命救助72時間の壁が存在するからです
災害後の72時間は支援物資が届かない可能性が高いため、この期間を乗り切るための備えを重視する必要があります
なぜリュックか?両手が空くからです
下記1次避難用防災リュックの必須条件です
- 持ち運べる量であること:荷物は避難所に運べる程度に限定する
- 両手が使えるリュックであること:両手が空くためリュックを推奨
- 調理不要の食品であること:すぐに食べられるものを中心に準備
上記のことを踏まえて、防災リュックに入れる荷物を確認してていきましょう
【大人編】1次避難用防災リュックの中身
①貴重品(財布・鍵・スマホ)+ モバイルバッテリー
さっそくズッコケますが、貴重品・モバイルバッテリーって、防災リュックでなく普段使いのカバンに入れたままの人が多いですよね?
確実に火事場泥棒が狙って盗んでいきますからね
- 容量4000mAh~
目安:iPhone13ProMax=4352mAh - 出力18W~
- 「PSE」マークがついていること
⚠PSEマークがついていないと、夏場など高温の場所で爆発事故を起こします - 有線タイプおススメです
ワイヤレスは充電しながら操作がしづらく、一度スマホが充電切れを起こしてしまうと充電できない商品が含まれている事があります
日常使いには快適ですが、非常事態には適していません
上記を満たしたモバイルバッテリーは👇こちらになります
②ヘルメット + ヘッドライト
こちらも防災リュックには入りませんが、大人二人分、ヘッドライトとセットにして玄関棚に入れています
頭=命。がれきなどで頭を打ったがために、くも膜下出血になったりなんてことも
避難所に行くまでに、自宅で救助を待つまでに、持っておきたいですね
私が選んだのは、折りたためるヘルメット
災害とはいえ滅多に来ないので、自宅においてもかさばらない事を重視して選びました
ライトがヘッドライトなのは、両手を開けるためです
予備のボタン電池(無印良品のヘッドライトならボタン電池 CR2032 )と10円玉をヘルメット内部に挟んでいます
10円玉もいれるのは、電池の入れ替えに必要だからです
子供用の災害ヘルメットは用意せず、自転車・ストライダー用のヘルメットを使います
我が家では、各自の荷物をひっかけるハンガーラックを子供2人分持っていて、ハンガーラックにヘルメットをひっかけています
これなら、子供でもすぐヘルメットを持ち出せるはず!
③非常食(3日分)
私が選んだのは、カロリーメイト・無印のチョコようかんです
カロリーメイトは2袋2本はいっているタイプで、1食1本計算で、大人1人のリュックに3箱ずつ入っています
チョコようかんは、非常食探しているうちにおいしそうだなと興味本位で購入したものですが、腹持ちよく、おいしかったです。そして3歳児にに奪われました
チョコようかんはコンパクトなので、幼児用リュックに1個詰め込んでいます
ここで、注意点です
大人の防災リュックにはカロリーメイト3箱
子供のリュックにはチョコようかん1個
カロリーメイトにせよ、チョコようかんにせよ、パンパンな1次避難リュックに詰め込むのが精いっぱいです
もっとお腹が膨れるように持ち込みたいのですが、現実ではせいぜいこのぐらいです
④水 400ml~500ml 1本
私が注文したものは下記です
10年持つという所が魅力的でした
家族4人のリュックにそれぞれ1本ずつ入れておいてます
解決方法として、子供向けとしてミニペットボトルの水を持ち歩かせる事です
残念ながら、災害用で長く持つミニペットボトルの水はありませんでした
なので、出先でそのまま飲んで消費しています
24本もありますし大事に取っておく必要は無く、足りなくなったらまた買えばいいのです。新しく買えば、賞味期限も長くなります
自販機でジュースをねだられずに家計にも優しい?
水を用意しましょう
ポカリや甘いジュースを用意したくなりますが、甘いものはすぐ喉が渇きますし、水よりも傷みやすいです
飲みかけのものならアリなど、昆虫も湧くかもしれません
その他、虫歯リスクなど、リスクを挙げたらきりがありません
⑤救急セット
私が購入したものは下記商品エイドクルーの救急セットとなります
必須衛生・救急用品が一通りそろっていて安価だったためです
- 綿棒(みみかきも)
- 爪切り
- はさみ
- ガーゼ
- 絆創膏
- 包帯
もう1度言います。ここで大事なのは持ち運び可能な必需品だけです。最低限度で良いのです
⑥手鏡
100均一で揃えました
自立するタイプで、90Sギャルが持っていたような大きさの鏡が、持ち運びにも見やすさにも便利かと思います
⑦生理用品(女性のみ)3日分
女性に難儀な生理用品
夜用ナプキン3枚・おりものシート3枚
本当はもっと持っていきたいですが、防災リュックはパンパンです
やむを得ず必要最低限度に絞っています
ナプキンは、災害時に必要なくても
ケガの止血代わりや
生理になってしまった他の女性に貸し出せたり
大活躍するかと!
⑧水のいらないシャンプー
出産入院で活躍した水の要らないシャンプー
ですがスプレータイプなのでかさばってしまいます
今はウェットシートタイプがあるので、こちらの方がきっと利便性が高いですね
何故なら、コンパクトな上にシートでふき取れるので汚れをごっそり落とすことが出来ますから
⑨ボディーシート
水の要らないシャンプーが必要なら、体拭くシートも必要です
選ぶなら、メンズ用のしぶといにおいや汚れをゴッソリ取ってくれるボディシートが良いですね
⑩歯磨きシート 3日分
ケガばかりじゃない
避難中に虫歯になったら、虫歯だってこの上なく辛い!
できるだけ清潔に保ちたいですね
とはいえ水道が使用できない事を考えて、使い捨てシートタイプか、食べて終わるタブレットタイプが良いですね!
我が家はシートタイプを選んだものの…1次避難用としてはタブレットタイプが良かったかもです
タブレットであれば、食べるだけでいいし、ゴミも出ない
⑪防災リュックセット(山善・アイリスオーヤマ)
最後ですが、リュックとその他細々とした防災グッズ含めて、アイリスオーヤマの防災リュックセットを大人二人分購入しました
本当は防災セットは1つ1つ、被災者のデータを元に集めていく予定でした
上記①~⑨までの他に下記のものが必要で…
- 簡易トイレ
- 防寒具(アルミブランケット)
- 軍手
- 圧縮タオル
- ガムテープ
- マスク
面倒だから、セットになってるやつ買っていい?
という、鶴の一声で、急遽防災セットになっている防災リュックを購入しました
他にも、上記挙げたもの以外にも下記入っています↓
サランラップ・紙皿・割りばし・カッター・パック・懐中電灯・ホイッスル・防水スマホ袋・レインポンチョ・アルミシート・エア枕・サンダル・携帯用トイレ(3回分)・使い捨て下着・歯ブラシ(3本)・ポリ袋・圧縮袋・薬ケース・ティッシュペーパー・綿棒・プラカップ(5個)・スプーン・フォーク・アルミホイル・ドライバー・筆記用具・ルーペ・ミニポーチ
手厚い…けど、③~⑩含めて入るの??
実際に揃えてみると分かると思いますが、もうもうカッツカツです
緊急事態にアレコレ持っていけないのが現実…
なので、0次防災ポーチにいれたものや紙皿など食器系は置いていくなど、優先順位をつけて柔軟な対応する必要が出てきます
ご紹介したアイリスオーヤマの防災リュックの中身の中で、2次避難用に移しても良いかな?と思われるものを参考までにピックアップ致します
- スリッパ
⑫でご紹介通り、枕元ご用意しているので - 給水ボトル
1次避難では、水も配られないほど深刻だと思います - 紙皿など使い捨て食器
紙皿が必要なほど、食料が回ってこないと思います
紙皿はサランラップやアルミホイルで代用できます - ヘルメット型帽子
②で紹介 - 懐中電灯
②で紹介
適宜、取捨選択を
⑫寝室枕元にスリッパ+予備眼鏡
最後に、寝室枕元にスリッパと予備眼鏡を常時備えておきましょう
我が家では100円均一で購入したスリッパ、新調して使わなくなったメガネを枕元に置いています
枕元にはIKEAのミニテーブルを置いています。ブキッチョで組み立てるのをコロ先生に全振りして、クレームを受けましたが、収納機能が素晴らしく、何だかんだ重宝しています
白いラックは、別用途で100均で購入して失敗したものをとりつけました
怪我の功名です
【幼児編】1次避難用防災リュックの中身
- ここでいう幼児の年齢は3歳~6歳
- リュックは小さいので、大人よりも入れるものが限られる
- 3歳はオムツが完全に取れていない
- 3歳は荷物を持ちたがらない
- 幼児は手先がまだ器用ではない
- 幼児は大人程食べない
上記のことから、我が家では、普段使いのお出かけ用リュック=防災リュックになるように荷物を揃えています
当然、子供は大きくなりますから、子供の成長に合わせて防災リュックを見直す必要があります
参考までに、我が家が見直すタイミングをご紹介いたします
0-2歳⇒3-6歳⇒7歳-9歳⇒10歳~大人と同列
①ヘルメット
大人の項目で先述しましたが、大事な事なので2回言います
ストライダーや自転車で被るヘルメットを兼用するように想定し用意しています
ヘルメットの置き場所よ
屋外の自転車置き場に置いてるから、災害が起きたら取りに行けないかも
ヘルメット・防災リュックの他に
保育園のリュック・公文バック・上着・水泳道具・帽子
注意点として、片方に重いものが偏り過ぎると倒れるので、全方向バランスよくひっかけてください
あわや大惨事
②0次災害防災ポーチ
何度でも掲載
9月9日防災の日には、子供たちに、0次防災ポーチの使い方を指導しています
③水
こちらも大事な事なので2回言います
出先で水を欲しがるし自販機で買う必要が無くなるので、経済的です
水を大事に保存する必要は無く、無くなったら買い足せばいいのです
買い足せば、更に賞味期限も延長されていきます
難点は、リュックがぐっと重くなること
重いとはいえ、水を持ち歩くことは重要事項上位に来ると思います
出かけたら飲んで、その日のうちに消費するのが良いかと思っています
④服(上下・下着・くつした) 1着分
幼児は普段でもお洋服を何かと汚します
特に靴下は、夏場は不要に見えますが、
冬場砂場遊びして泥だらけになると、寒いと訴えてきたので、持っていてよかったと思っています
夏場もケガした時のカバーにもなります
⑤ボディタオル 1枚
幼児は普段でも何かをこぼします
寒い時に首回りにまいて、マフラー代わりにもなります
⑤母子手帳&お薬手帳&マイナカード&医療受給券
B5ポーチ(100均で購入)に入れてセットにしています
⑥3日分の食料
これも本当はリュックに3日分入れたい
けど、あれもこれもはいらない。子供用のリュックに詰めすぎるとぼろぼろになる
- 、夫婦それぞれ防災リュックで、1次避難ではまだ不要なものを取り除いて、子供用のカロリーメイトを1個余分にいれましょう
- タブレットか塩飴など、延命できるコンパクトな食品をを詰めておきましょう
⑦ティッシュ・ハンカチ
保育園でも習慣化
ズボンやスカートに取り付ける、ティッシュやハンカチを入れるポケットポーチを身に着けてると、リュックの余白が増えますね👍
3歳半の息子は、まだ取り付けが難しく、購入していませんが、6歳長男は取り付けてくれています
洗濯機の中がティッシュまみれの悲劇も防げる!
⑧ごみ袋
ただのごみ入れだけじゃなくて、簡易シート・簡易テーブルになったり、災害時には何かと活躍しそう
ゴミ袋は普段でも大活躍!
お着換え、買い物袋…
⑨(3歳児)オムツ・オムツを捨てる袋・おしりふき
3日間で不安ですが、オムツ・オムツを捨てる袋は5枚入れています
本当はキッチリ3日持っていきたいけれどリックがパンパンです
3歳児であれば、オムツをはいていたとしても、起きているときはトイレでできるようにしたいですね
普段の出先でも、糞尿以外の汚物を捨てるのに重宝しています
おしりふきは、こう書くと賛否分かれますが、口拭き・手拭き・汚れ拭きにもなります
衛生面が気になる人は、お尻を拭いたあとに口周り拭くときは、一枚抜けばいいのではないでしょうか?
もしくは、下の子におしりふき用を詰めて、上の子に口拭き用を詰めてもらって用途を分ける…など
あっという間にリュックはパンパン
荷物は重くなってしまう
⑩ヒップシート
大きくなって抱っこが辛くなってきます
3歳~とは言わずに、お座りが出来るようになった赤ちゃんから使えるヒップシート
ベルトだけでなく、肩ひも付きのものがおすすめです
肩ひもがついてないと、子供の位置がだんだん後ろにずれていきます
下記の商品は、ヒップシート付きのエルゴの2024年新作だっこひも
新生児時期から未就学児期まで使えちゃうご長寿アイテムになります
6歳児でも、きっと災害で不安になって抱っこを求めるかもしれませんからね!
ヒップシートのポーチの中にに水を入れておくとかね!
あのエルゴからヒップシート付きの抱っこ紐が新発売してた😳!!
— えむえむ (@emuemu0205) November 25, 2024
もうこれひとつでいいじゃん!!! pic.twitter.com/8uUwXOG2nL
おまけ:0歳-2歳 あかちゃん防災バッグが必要
0歳-2歳に防災リュックを背負わせることは考えない方が良いでしょう
重くて持てなかったり、リュックを嫌がってしまいます
赤ちゃんをおぶっていきながら、大人が別途赤ちゃん用防災バッグを持っていく、と思って割り切りましょう
幼児の持ち物に追加して
- おむつ 12枚(オムツ袋9枚)
圧縮袋にいれてかさを減らしましょう - 液体ミルク 9本(アタッチメント付)
明治から販売されている液体ミルクは、アタッチメントとセットで販売されています
賞味期限を気にして、普段使いしながらストックしよう - おむつ替えシート
- 授乳ケープ
おむつ替え・お着換えの時の目隠しにもなりますね! - 離乳食 9個(使い捨てスプーン付)
賞味期限を気にして、普段使いしながらストックしよう
赤ちゃんばかりは持ち物コンパクトにできない
繊細な2年間、頑張って乗り切ろう!
赤ちゃんの時期はあっというま
オムツはサイズアウトしても、止血や生理ナプキン代わりになったりして活躍できます
まとめ:リュックひとつに準備を整える~荷物の量と3日間の覚悟~
荷物は多い方が多いほど安心ですが、災害が起きた時の瞬発力・持ち運びやすさ・避難時のパニックを考慮し、とにかくリュック1つで運べる量に覚悟が重要です
本当は食料や飲料をもっと持っていきたい
このブログを読んで、もっと手厚く揃えた方が良いんじゃないかと思った方もいるかと思います
ですが、命の72時間を快適に過ごすためのものではなく、避難所で命を消さない様に過ごすための最低限の荷物です
命の72時間を超えて、状況が落ち着いたら、一時帰宅が許され、ライフラインは不便でも少し状況が緩和します
この時に登場するのが、最終対策・2次避難用防災グッズです
2次避難用防災グッズは次回の記事でご紹介いたします
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